イケメソ男子ファン（通称:粗チン）のみなさん、こんばんわ。

グループの中でも定評のある
MAGNUM X （ﾏｸﾞﾅﾑ・ｴｸｼｽﾞ）です。

ところで、皆さん"干物妹うまるちゃん"という漫画をご存じですか？

最近アニメ化もされ、中毒性の高いOPで人気を博した
ヤングジャンプで連載中の日常系萌え漫画です。

文字通り"干物"な妹であるうまるちゃんは
学校での優等生な人格とは打って変わって家ではぐーたらな毎日。

そんな彼女を取り巻く個性豊かな友人たちや兄タイヘイを取り巻くドタバタコメディが売りです。

私自身も単行本を揃えていて、今漫画界でも注目されている作品のひとつといっていいでしょう。

ですが、とても残念な点があります。

漫画の主人公であるうまるちゃんはある罪を犯しています。



一一遡ること数年前。

なんと"干物妹うまるちゃん"が連載される前、読み切り版にて事件は起こります。




この"アナル"という単語

言葉を発するということは"アナル"という言葉を理解しているということです。

事実、うまるちゃんは言動を反映させてアナルを打ち取っています。

つまり土間うまるは『私は、兄のアナルを打ち取ります』と宣言し、実際に行動として兄のアナルを打ち取っているのです。

これは人間のアナルがどこにあるか（肛門にあたる部分、作中に出てくる無垢な女子高生達にとっては"おしりの穴"）知っていて、それが兄にどういう作用を及ぼすかも分かっています。

アナルという単語は、排泄器官やおしりの穴の象徴としての語としては"肛門"とは違いやはり現代の日本では性的な引き合いとしての効果を果たす面が大きいと思います。

そんなことないよ、と否定する貴方もやはり異性の前で"アナル"という単語を発するのには抵抗があるのではないでしょうか？

貴方はやはり、"お尻"とはぐらかすのではないでしょうか？
つまりそういうことです。

・検索の差を見ても一目瞭然


恐らくうまるちゃんは"アナル"という単語が一般的な会話における使用について恥ずかしい意味合いを持つということも知っているでしょう。

また、うまるちゃんはどこで"アナル"という言葉を知り、理解したのでしょうか。

学校の授業でアナルという単語は教えられないし、友達から教えられる、という状況は面子からしてあり得ないでしょう。

となると、PCからであると簡単に推測できてしまいます。

実際うまるちゃんにとってネットは欠かせない存在であり、作中でも頻繁にネットサーフィンをしている様が描写されています。

けれど、作中でのうまるちゃんはアニメ関連の感想記事や、それに関するアマゾン商品しか見ていません。

なので僕はある実験をしました。

作中で描写されてるように沿って、アニメ関連のブログ等を数時間自由に調べました。

異変に気づきます。

健全なネットサーフィンをしている限り、"アナル"という単語に出会わないのです。

意図的に不埒な検索やリンクを選択しない限り。

僕は確信しました。
『うまるちゃんも、意図的にエロ情報、検索してたんだね』、『興味あるんだね？』と。

本当に残念です。

総括すると、うまるちゃんは、おしりの穴を表す語として、幾多ある中で、"アナル"という単語を、わざわざ、いちいち、丁寧に、性的な意味合いを持つアナルという単語を、故意に、それがどういう作用を及ぼすかを推測できる状況の中、実兄のアナルを打ち取る際に、『私は実兄のアナルを打ち取ります』と宣言した上で、実際にその言動に沿って、忠実に実兄のアナルを打ち取った
ということです。

僕はこの一連の行動にものすごい悲しみを覚えます。


それはうまるちゃんが淫らな思想を持っていることに対する幻滅、だけではなく、"干物妹うまるちゃん"という作品そのもの、そして作者に対する軽蔑でもあります。

最大の問題点、それは
この作品が人気を得て実際に連載されてからは
"一切下ネタが作中で出てこない"ということです（勿論それに少しでも準ずる行動や言動はおこさない、前兆も見せない）。

つまり作者にとって、うまるちゃんが兄のアナルを打ち取る、という以前の行為は現在のうまるちゃんの行動からはかけ離れた行為であり、意図的に修正している、ということです。
さすれば"無かったこと"にしたい存在ということです。

もし作者がこの読み切りを描く段階へタイムスリップするとしたら、迷わず作品でも異質な存在である害でしかないこのうまるちゃんのアナルを打ち取るという一連の行動は消去されるでしょう。

私はこの作者の姿勢がすごく嫌いです。

あの時のうまるちゃんはうまるちゃんではない、とうまるちゃんのアナルを打ち取る行為を独断的に迫害しようとするこの態度を。

エロゲ声優がアニメ声優に格上げされるときに名前やプロフィールを一新するのに少し似ていますね。

汚い部分を隠し、そもそも無かったこととし、平穏に機能させる。仕方の無い事かもしれません。

でも、存在してしまってるんです。

タイヘイのアナルを打ち取る汚らわしいうまるちゃんは、確かに存在しているんです。してしまったんです。

漫画は描いてあることが全てです。描写されたことは、漫画の世界では現実となります。

実兄のアナルを打ち取るうまるちゃんも、紛れもなくうまるちゃんで、今後もうまるちゃんの一部として機能します。

描いちゃった以上一生消えないのです。







おいうまる！

お前のド変態履歴は一生消えねーんだよ！！

お前がド変態で！！下品で！！！！あることを俺は一生責め続けるぞ！！！！

怒り続けてお追い詰めてやる！！！！！！

何度も反芻しつづけるぞ！！！
これからもずっと、永遠にだ!!!!!！！！

俺は！！俺は！！！下品なうまるを！一生許さねぇからな！！！！！！！！！！！！！！！！！！！